宮崎でも意外に多い、いわゆる事故物件、不動産用語では[物理的・心理的瑕疵]といいます。
[瑕疵]とは隠れた欠陥という意味です。その事実を知っていれば購入しないだろうと考えられるものです。
いちど映画[残穢]をご覧ください。不動産を購入する前に・・
例えば中古住宅の場合の[物理的瑕疵]
購入し住もうとする場合に雨漏り・シロアリ被害・家屋の傾き、アスベスト使用材の有無、住設の故障の有無水道や排水の詰まりなどがあれば大変です。
不動産業者からの仲介であれば当然、売り主からの申告や業者みずから調査しなくてはいけません。
売地も同じく、土壌汚染、過去に水没した、地盤が傾斜している、境界線がはっきりしていない・・・
不動産契約の際には重要事項説明書の中に[瑕疵]の有無や、それらを売り主側が是正、修復をするか、
[そのまま]かを記載する義務があります。
これが不動産における[物理的瑕疵]の概要です。
次に[心理的瑕疵]ですが、これが重要です。建ててしまってからでは遅いです。
中古住宅でも売地でも、そこで不慮の事故死や自殺殺人・また大きな事件があったというものです。
近隣の環境もこれに該当します。
例えば
・近隣に工場や養鶏場があり異臭がする。
・車や電車の通過時に揺れる。
・騒音問題がある。
・近くに暴力団事務所がある組員が住んでいる。
・ゴミ屋敷や迷惑を起こす住民がいる。
・心配な噂がある。
などなどです。
以上、[物理的瑕疵]は殆どの不動産業者が対応してくれるはずです。
しかし[精神的瑕疵]を調査し把握して買い主に提供する業者は少ないのが現実です。